パシフィック・リム雑感

突如現れた巨大怪獣(Kaijuuと劇中も連呼される)に襲撃されて人類危うし!となってしまう2013年だったが、人類はイエーガーという2人乗り人型決戦兵器を開発して次々と現れる怪獣と対峙する。とあらすじを書いてしまうといつものDisaster Movieかと錯覚するが、想像していたようなバカ映画ではなかった。

主人公ラリーはイエーガーに一緒に搭乗していた兄弟を怪獣との戦いで失った過去を持ち、一時期職を離れていたが再招集される。その相棒にはパイロットスクールで唯一彼との乱取り?で渡り合ったマコが選ばれる。怪獣も進化していき、イエーガーで太刀打ちできないものまで現れるなか決戦の時は迫る。

破壊される街、逃げ惑う人々と、街中で怪獣と戦うイエーガーなど定番シーンもさることながら、イエーガー発進シーン、怪獣登場シーンなど日本作品群へのリスペクトが感じられるところもいい。欲を言えば街中で戦う際に少し引いた視点でのショットがあればもっと怪獣映画っぽかったかもしれない。あと日本語の台詞がたまに入るが、菊池凛子以外の日本語は英語の字幕が出るのでかろうじて分かる。本当に必要だったのだろうか?それ以外にも突っ込みどころは多々あるが総じてそれらを感じさせない大風呂敷を敷いたのが良かった。
パシフィック・リム(公式、日本語)
Pacific Rim(Official, EN)

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